姫路城の建物の秘密！　時を超えた美の探求

姫路城の秘密：知られざる歴史と伝説

姫路城は、兵庫県姫路市に位置する日本を代表する城で、ユネスコの世界文化遺産にも登録されています。

その美しい白鷺のような外観から「白鷺城」とも呼ばれ、多くの観光客が訪れる人気スポットですが、その建物には色々な秘密が隠されています。

大天守の謎

姫路城の大天守は、外観は5重に見えますが、実際には地下1階、地上6階の7階建てです。

この構造は、敵の侵攻を困惑させるために設計されました。

訪れる際には、階層を数えながら天守閣を目指してみてください。

石垣に隠された石棺

姫路城の石垣には、石棺や墓石が組み込まれています。

これは、築城の際に周辺の古墳から掘り起こされたもので、石垣の一部として再利用されました。

石垣をよく観察すると、四角く整えられた大きな石が見つかるかもしれません。

シャチホコの秘密

姫路城の大天守には、11尾のシャチホコが飾られています。

通常、シャチホコはオスとメスの対になっていますが、姫路城のシャチホコはすべてメスです。

これは、昭和の大修理の際にメスのシャチホコを見本として作られたためです。

逆さアゲハチョウの謎

姫路城の瓦には、築城した池田家の家紋であるアゲハチョウが描かれています。

しかし、城内には1か所だけ逆さまに描かれた瓦があります。

これは、未完成の状態にすることで災いを避けるという願掛けの一種です。

傾いていた姫路城

1956年の「昭和の大修理」まで、姫路城は東南方向に42.42 cm傾いていました。

これは、盛り土の土固めが不十分だったために石垣が地盤沈下を起こしたことが原因です。

現在は、コンクリートの基礎を築くことで傾きは解消されています。

宮本武蔵と妖怪伝説

姫路城の天守閣最上階には、刑部神社という小さな祠があります。

伝説によれば、宮本武蔵が妖怪退治を命じられ、天守閣を登ると妖怪が現れましたが、武蔵が刀に手をかけると静まり返り、守り神の刑部姫から宝剣を授けられたとされています。

幻の窓

平成の修理の際に、大天守の最上階にある四隅の壁の中に、引き戸などをはめ込むための敷居と鴨居の跡が見つかりました。

これらは「幻の窓」と呼ばれ、建築当初は城下を360度眺望できるように計画されていたと考えられています。

まとめ

姫路城には、歴史や伝説にまつわる多くの秘密が隠されています。

これらの秘密を知ることで、姫路城の観光がさらに楽しくなることでしょう。

次回訪れる際には、ぜひこれらのポイントをチェックしてみてください。